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「事業を通じ国民の保健衛生に貢献する」
この社是のもと、私たち佐藤薬品工業は、創業以来、医療の発展と人々の健康への奉仕に尽力してまいりました。そして幾多の困難を乗り越えながら、国内屈指の医薬品受託加工会社として確固たる地位を築き、現在もさらなる飛躍発展を続けております。
ここでは佐藤薬品工業の、今日までの歩みをダイジェストでご紹介します。

健やかな人々の世紀へ~佐藤薬品工業の歩み~

創業(1947年)~1970年

1947年(昭和22年) 「国民の保健衛生に貢献する」を目指して”大和売薬”の発祥の地である奈良県御所市茅原において創業。
1950年(昭和25年) 御所市古屋敷10番地の2に工場を新築移転。
社員12名でスタートした。
1951年(昭和26年) 法人化し佐藤薬品工業株式会社を設立。
1952年(昭和27年) 医薬品業界で大衆薬・家庭薬市場に新製品が多く出回るなか、配置薬第一号となる風邪薬『アスナミン』の製造を開始。抗ヒスタミン剤入りの新しい風邪薬は好評を博し、50年を経過した現在でも根強い人気を保っている。
1953年(昭和28年) 鎮咳薬『コデポン』、頭痛薬『トレル』、胃腸薬『ポンイチ』などの製品を次々製造販売。配置薬メーカーとして販売体制を固める。
1960年(昭和35年) 創業の地である御所市茅原の123番地へ移転。経営基盤の強化に乗り出す。新規配置先の拡大を進める。
1961年(昭和36年) 他社に無い剤型の製剤を求めて、社運を賭けてカプセル剤の開発に着手。製造ラインをカプセル剤に集中させ、躍進を目指す。
1962年(昭和37年) 手動の佐藤式カプセル充填機を考案し、そのカプセル剤第一号である『アスビタン』カプセルの認可を取得。また、カプセル剤の自動シール機をイタリアのザナシー社より購入し、生産能力を高めるための本格的設備の第一歩となる。
1964年(昭和39年) イタリア・ザナシー社製の全自動カプセル充填機を初めて導入し、カプセル充填の本格的な生産を開始。その後、次々と高性能充填機を設置。カプセル充填機の第一号機は昭和50年まで稼働し、弊社の礎となった。
1966年(昭和41年) 球形顆粒の製造ラインを設置し、4ラインで日産1,500kgの能力になる。
1968年(昭和43年) PTP自動包装機を設置し、SP包装からPTP包装へと切り替える。

先進の技術が生み出したカプセル製剤の選択

設備の近代化と経営の合理化を目標とする製薬業界の流れの中で、佐藤薬品工業は設備機械の充実、増資に次ぐ増資によって、本格的にカプセル製剤一筋の道を進み始めます。

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1971年~1990年

1971年(昭和46年) 従来のパンコーティング機から自動流動コーティング機へと切り替え、生産能力を増強。製剤化が困難なカプセル製剤の製剤技術で他社をリードし、医療用医薬品の受託加工が増え続けた。
1974年(昭和49年) 御所市茅原123番地に重量鉄骨構造2階建ての新工場を増設し、生産体制を拡充。
1978年(昭和53年) 奈良県橿原市観音寺町9番地の2に、GMP基準に適合した新工場が完成。各GMP施設のうち、特に交叉汚染防止、恒温恒湿、無塵の空調、衛生管理面については時代のニーズを先取りした設備を整えた。また、無塵排水処理等の公害対策施設も完備し、先を見越した、より高度なGMP適合工場として稼働した。
1981年(昭和56年) 創立30周年を迎える。高速四方シール自動包装機を導入し、包装ラインの充実を図る。
1982年(昭和57年) OCF高性能全自動カプセル充填機を2台設置。日産700万カプセルという高生産ラインが稼働。高速打錠機5台を新たに導入し、日産150万錠の能力となる。
1984年(昭和59年) 6列スティック包装機を導入し包装ラインを充実した。製剤工程も混合撹拌機、エッグペレッター増設により造粒工程を一新。
1986年(昭和61年) 縦型カートニング機、ストリップ自動包装機、製丸機、三方シール自動包装機を最新鋭機に更新。
1988年(昭和63年) 給袋式自動包装機、小型ピロ包装機、フラッシュミルを設置し、製品の多様化に対応。
1989年(平成元年) 『アスビタンV100』を発売。カプセルウェイトチェッカー、横型カートニング機、紙折機を最新鋭機に更新。
1990年(平成2年) 遠心造粒コーティング装置、最新鋭顆粒充填機、バスケット造粒機を設置。

業界改革の中の成長期

1978年(昭和53年)、佐藤薬品工業は総工費13億円をかけ、延べ7,000平方メートルの大規模新工場を建設しました。その背景には、医薬品製造業界を巡る、ある国家プロジェクトがありました。

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未来像へ限りなき挑戦

創立30周年を迎えた佐藤薬品工業は、将来を見据えたビジョンづくりに着手。苦境の中にあっても設備投資の手を緩めず、「100億円企業」へ向けての挑戦を続けることになります。

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1991年~2011年

1993年(平成5年) 『ヒトミタンf』、『新佐藤胃腸薬L』の製造開始。
1994年(平成6年) 薬事法改正により委受託制度が区分許可制度に簡素化され、日本で初めて内服固形剤の区分許可を受け、受託加工が増大。製造工程は、粉砕、秤量、混合、溶解、練合、造粒、カプセル充填、打錠、コーティング、濾過、乾燥、充填、装栓、包装、表示の15工程の受託加工の増大に寄与。
1996年(平成8年) 創立45周年。並びにGMP基準適合新工場、鉄筋コンクリート一部3階建てを増設。本社工場の全部屋数は188室で、製薬機械数は320台、試験検査用機器250台に増大。
1999年(平成11年) 製造品目数は医療用15品目、一般用92品目、受託52社162品目の計269品目となる。受託加工が43%以上を占める。
2001年(平成13年) 創立50周年。アメリカ向け輸出製品を受注するためFDA査察を受け、合格(内服固形剤)。インターフェックスジャパンに初出展し、医薬品受託加工の情報を発信。
2003年(平成15年) 2月に鉄筋コンクリートの5階棟を増設。
2005年(平成17年) FDAの定期査察を受け、合格(内服固形剤)。
2006年(平成18年) 7月に立体自動倉庫を増設。
2007年(平成19年) 10月に被膜棟を増設。弊社オリジナル製品である徐放性鼻炎薬関係の販売が好調。
2008年(平成20年) ヘルスカナダ査察に合格(内服固形剤)。OTC医薬品の製品企画を行い、売上げ貢献を目指す「製品企画室」の部門を新設。
2009年(平成21年) FDAの定期査察を受け、合格(内服固形剤)。企業の環境整備に万全を期すためにISO14001認証取得。
2011年(平成23年) 創立60周年を迎える。

翔く新世紀を目指し着々布石

経営の効率化、市場の低迷が問題視される医薬品業界にあって、佐藤薬品工業は、ピンチをチャンスに転じる積極的な経営を展開。新工場建設、設備投資、国際認証取得など新世紀の製薬企業への歩みを続けます。

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