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私たち佐藤薬品工業の経営理念は、より良く生きるための総合人間学「モラロジー」を礎としています。
自社の利益ばかりを追うのでなく、取引先や業界全体の発展があってこそ自らの発展があるという、モラロジーに基づく確たる信念のもと、今日まで成長を遂げてまいりました。
そして社員一同がモラロジーの精神を深く学び実践することで、人類の健康と社会への貢献を使命とする企業にふさわしい人間形成を目指しています。
モラロジーとは
モラロジー(Moralogy)とは、「道徳」を表すモラル(moral)と、「学」を表すロジー(logy)からなる学問名です。
創立者である廣池千九郎(法学博士)が、著書『新科学モラロジーを確立するための最初の試みとしての道徳科学の論文』(昭和3年)の中で使った学術語(合成語)で、日本語では「道徳科学」と言います。
モラロジーは、日本や世界各国の道徳・倫理の比較研究を行い、人間がより良く生きるための指針を探求・提示するもので、人間、社会、自然のあらゆる領域を研究対象とした総合的人間学と言えるものです。
モラロジー教育が目指す3つの心
感謝の心大自然の恵み、また家庭や国の恩恵などに対する感謝の心は、自分の命はもちろん人や周囲のあらゆる命を大切にする尊厳性をはぐくみます。そして恩返しをしたり、社会や世界に貢献していく勇気を育てます。 |
思いやりの心相手の立場に立って考えることのできる思いやりの心は、人の喜びや悲しみ・痛みへの共感性をはぐくみます。そして自分を反省したり、相手を許す謙虚さや周囲に奉仕する深いやさしさを育てます。 |
自立の心夢や志に向かって、主体性を持って生きようとする自立の心は、家庭人、社会人、また国民としての責任感や使命感をはぐくみます。そして地域や国際社会に目を向けていくたくましさを育てます。 |
心のあり方を重視し、自己の向上に努める
モラロジーでは、私たちの道徳的行為の形式や方法はもちろんのこと、それ以上に、行動のもとになる心づかい(心のあり方・考え方)を重視します。
そして、生きがいと喜びに満ちた人生を築くためには、心づかいを重視する質の高い道徳(最高道徳)の実行によって、日々の”心づかいと行い”を改善し、自己の「品性」の向上に努めることが大切であると考えています。
佐藤薬品工業では、モラロジーを軸とした社員教育の取り組みとして、毎月の定例会である会社研究会に、モラロジー事務所より講師を招き「心のあり方・考え方」をもとに講義・指導をして頂いています。
また、モラロジー研究所のある柏生涯学習センターや瑞浪生涯学習センターでの受講、中堅以上の社員を対象にした特別研修、新人研修会でのモラロジー教育など、より深い自己の「品性」の向上に努めています。